本寺は縁起によれば奈良時代の初めの729年、天平元年聖武天王勅願、行基による創建です。養老年間の少し前から行基菩薩がこの地を巡り、数々の教化事業を行い、小笠山を挟み法多山と背中合わせで山深く泉湧くこの地を霊場に見立て、一宇の精舎を建て説法をされたのが始めだったと遠江風土記に伝えられています。
今瀧寺は古くは正瀧寺と称していました。元久元年(1204)今瀧寺の全身正瀧寺十二坊観音堂が建立され、元和元年(1615)現在の今瀧寺と改称されました。本寺は真言密教の道場として繁栄し多くの信者を集めました。
元和8年(1622)当地の人々により再興され、二度と戦火で人材を失うことのなきよう安産を祈願、祈願布を筒にし、祈願成就には底を縫ってお礼参りをする習慣が生まれ、今日に続いています。
遠江三十三観音霊場 三十二番札所
如意輪山 今瀧寺 本堂
毘沙門天
如意輪観世音菩薩
不動明王
本堂内陣
客殿(持仏堂)
弘法大師座像
不動明王立像
薬師如来立像
客殿(持仏堂)
2018年11月18日落慶法要
書院
遠江三十三観音霊場 第三十二番
本堂(加持祈祷)
本尊は如意輪観世音菩薩、脇仏には毘沙門天、不動明王が安置されています。
戦国時代の高天神城の攻防にて貴重な文化財や記録等が焼失してしまいました。また多くの人がこの戦いで犠牲になりました。本堂はその後1622年に再興されたとされています。その際に再び人材を失うことがなきよう人々の安寧と子孫繁栄を祈願しました。安産祈願には祈願布を筒にし奉納祈願し、祈願成就の折には筒の底を縫った布を再び奉納し、お礼参りする習慣が今現在も長く続いております。
釣鐘堂
太平洋戦争で供出し、昭和57年10月に人々の願いにより新調されました。
文殊堂
文殊菩薩が祀られています。文殊菩薩は知恵を授けてくれる仏様です。ここでは知恵および学問、学業の成就を願います。
二重塔
ぼけ封じ観音
超高齢化社会の現代、老いを迎える人々に共に悩みを解消し、いつまでも元気で若々しくいられるよう、ぼけ封じ観音に願いを託します。
市指定天然記念物 イヌマキノ門
平成2年4月6日に掛川市の指定天然記念物に指定されました。
推定樹齢は約400年といわれ、イヌマキの木2本で山門の形に形成されています。
市指定天然記念物 ソテツ
平成2年4月6日に掛川市の指定天然記念物に指定されました。
樹齢はイヌマキと同じ約400年です。
客殿に向かって歩いてイヌマキ門をくぐると、左右に1本ずつのソテツがあります。
現在の今瀧寺の客殿は2018年3月に完成しました。
それまでこの地の安寧と人々の心のよりどころとして役目を果たしてくれた、懐かしの今瀧寺建物の様子です。
思わず懐かしさが溢れてくる方もきっとあるのではないでしょうか。








